福岡市は、2040 年には 65 歳以上の高齢者が 47 万2千人になることが見込まれるなど、急速に高齢化が進んでいます。
そこで、福岡市では、福岡市社会福祉協議会、株式会社ファミトラ等と共同で、何歳になっても自分らしい生き方を選択できるまちづくりを目指し、「エイジングリテラシー向上プロジェクト」実施しました。本プロジェクトでは、加齢による認知機能低下や金銭管理等の課題、事前の準備(親の状況や希望等の確認)の必要性を伝えるコンテンツを提供し、企業を巻き込んだ啓発に取り組みました。
この取り組みをさらに発展させるために「自己決定支援ワーキンググループ」を立ち上げ、地域の金融機関と協力し、認知機能低下への備えを促す啓発活動や、リスクを防ぐ情報連携の体制づくりに取り組みます。これにより、市民が安心して自分らしい生活を送れる社会の実現を目指します。
【主な取組内容(予定)】
① 行員向けセミナーの開催
西日本シティ銀行・福岡銀行の行員を対象に、高齢者対応の基礎知識や支援機関について学ぶセミナーを開催し、地域に根差した金融機関の専門知識と高齢者支援のノウハウを融合させ、市民の金銭管理をより一層サポートするためにできることを模索していきます。
② 金融機関をはじめとする地場企業と支援機関の連携体制の検討
加齢による認知機能の低下に伴うリスクを未然に防ぐため、早めの備えに向けた啓発活動や、支援が必要な場合の迅速な連携体制の構築、高齢者の孤立を防ぐ新たな支援策の在り方を検討し、市民一人ひとりが自分らしいお金の使い方を選択できる社会を目指します。
※エイジングリテラシー向上プロジェクト公式ホームページ〈外部リンク〉
https://www.famitra.jp/fukuoka_agingliteracy_pj/
【問い合わせ】
福祉局 総務企画部 福岡 100 推進課
電話:092-711-4544
メール:fukuoka100.PWB@city.fukuoka.lg.jp